M1 Macbook + DisplayLink でディスプレイの縦回転ができないと思っているあなたへ
つまり、10分前の私のことです。
はじめに
私のデスク環境には、横モニター1枚 + 縦モニター2枚 の計3枚のモニターがあります。しかし M1 Macbook を使用するときは、横モニター1枚と縦モニター1枚の計2枚の使用に制限されていました。1枚の縦モニターには光が宿されていません。
これは M1 Macbook + DisplayLink では、DisplayLink を通したディスプレイは縦回転できないと思っていたからです。ここで、あえて「思っていた」と書いてある点に注意してください。そう、これは思い込みだったのです。今思えばそんなばかなと言いたくなるほどの、しかし何者かに仕込まれたと考えざるをえないほどのまやかしを、私はまんまと信じてしまっていたのです。
一体いつから縦回転できないと錯覚していた?
あなたが幾度となく打ち込んだであろう「DisplayLink 縦」で Google 検索 or Twitter 検索をかけると、2つの情報が出てきます。それは縦回転はできないという情報と、縦回転はできるという情報です。特に後者は Twitter でしばしば目にすることができます。M1 発売当初は縦回転ができなかったことは事実のようなので、どちらの情報も間違っていないでしょう。当初はできず、あるときから修正され、M1 + DispLaylik でも縦回転ができるようになった。
ところが、誰もその方法を書いていないのです。これにはビビリちらかしました。まるでだれかが裏で糸を引いているように、どこまでどこまで調べても、いくらネットの深淵を覗こうとも、一向にディスプレイを縦回転させる方法が書いていないのです。これはガチです。某当局の規制を思わせる、いやそれ以上に鮮やかに、暗闇の奥へと隠されているのです。やっとみつけることができた「縦回転できます!わからなければ連絡してください!」「縦回転できました!〇〇で調べると出てきます〜」の書き込み、いや書いてくれんか!!!その方法を!!お願いだから!!!、、、もしかして幻なのか?そんな方法は最初から存在せず、自分は一生その方法にたどり着くことなどできないのではないか?であるとしたならば、この一連の活動は Stand Alone Complex 以外の何物でもなく、それが指し示す意味とは一体、、、??
ここまで妄想が膨らみました。というか半分信じていました。それほどまでに本当にどこにも書かれていなかったのです。
それでもたまたま DisplayLink まわりを試行錯誤していた所、ついに見つけることができたのです!ディスプレイを縦回転させる方法を!
M1 Macbook + DisplayLink でディスプレイを縦回転させる方法
ついにこの方法を公開します!何者かによって隠された、いやもしかしたら最初から隠されてなどいなかったかもしれない、事実上門外不出となっていた方法を白日の元に晒します!このインターネットという広大な海に解き放ち、情報を個から public にし、もう二度と「DisplayLink 縦回転 できない」という検索が起こることないよう、検索バーの門をくぐることがないようにするときが来たのです!
しかし、ここでもい一度よく考えてみましょう。果たして本当に、いままでディスプレイを縦回転させる方法をインターネット上に書き込んだ人は誰もいなかったのでしょうか?常識的に考えてみると、この現象はにわかには信じられません。なぜなら、ニーズはあるからです。M1 Macbook を使用していてモニタを縦置きで使用しているユーザーは一定数います。ネットで検索しても「M1 Macbook + DisplayLink」の記事は容易に見つかりますし、その中には縦回転に挑戦している記事もあります。そのような中で、誰か1人でも、縦回転に成功し、ブログに書き込めばよいのです。手順を示したスクリーンショットを Twitter に投稿するでもかまいません。しかし、これらは起きなかった。少なくとも、自分の観測範囲内では観測できなかった。これはいささか不自然ではないでしょうか?
とすれば答えは1つ、そう、消されているのです。ついに縦回転に成功し、悲願が成就された達成感を味わい、感動冷めやまぬままにそれを公表した人は、過去にはいた。しかし、何者かに消されてしまうのです。我々の希望となる投稿(つまり何者かによっては絶望となる投稿)は削除され、二度と同じことが起きないよう、リスクは排除されるのです(一体何が行われるのか、具体的な内容はみなさんの想像におまかせします)。その結果、DisplayLink 縦回転界隈ではその方法を公表することができず、可能であるという事実のみを示唆するにとどまっているのです。なぜ消されるのか、その本当の目的はわかりません。しかし事実として、DisplayLink を使用したディスプレイの縦回転の方法が公表されない構造はこうなのです。
つまり、自分で気づくしかないのです。そうです、方法はあります。ここまでは明言できます。しかしその先は掴み取るしかない、自らの手で。誰だって命には代えがたい。自らの行いにより救われる何かがあったとしても、所詮は自分の命がかわいいもの。しかも今回は、その救われる何かとは、しかたなく横置きで使用していたモニタを縦置きできる程度なのです。90度の転換。一体誰が責められると言うのでしょうか。それらほんの少しの価値を提供するために、一体誰が命を投げ打つというのでしょうか。ことなかれ主義にのまれ、Macbook Pro を買えばよいではないか、将来的な Apple の対応を待てばよいではないか、そう言いたくなるのが人情というものです。
DisplayLink を使用してディスプレイを縦回転する方法は、あなたの中にあるのです...
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すみませんでした
とんだ茶番にお付き合いいただきありがとうございました。普通に縦回転させる方法を書きます。もし私が音信不通になることがあれば、今度はあなたがキーボードを手に立ち上がってくれることを祈っています。
方法は、以下です。
- DisplayLink Manager の設定を開く
- Display rotation and toggle の値を変更する
1は Mac の Menu Bar にあるアイコンをクリックすれば開くはずです。
こんなところにあったんですね〜。
Display rotation and toggle が表示されないとき
以下を試しましょう!!
- macOS を Monterey 以降に Update する
- 最新の DisplayLink ドライバを DL する
縦回転に対応したのは Motenrey 以降のようなので、Update していない人はしましょう。
最後に
でも自分はいまだに Stand Alone Complex 説を信じています。
どうかこれで、二度と私のような人が現れませんように。